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数字で見る、障がい者雇用の最新版!
カテゴリー:障がい者雇用とは?
【更新日】2025.01.31

「障がい者の方に、どのような仕事をやってもらったらいいのか・・・?」
「障がい者の方が向いている職種はなんだろう・・・?」
企業の採用担当の方は、従事してもら頂く具体的な仕事内容にお悩みではありませんか?
まずは、昨今の障がい者雇用事情を数字でみていくことにしましょう。
20年連続!増える障がい者雇用
令和5年の国の報告書によると、日本の障がい者雇用は20年連続で増加しています。
→厚生労働省
- 平成30年調査:85 万 1,000 人
- 令和5年調査:110 万 7 ,000 人
(従業員規模5人以上の事業所)
この5年間に、25 万 6,000 人増加しています。
日本の障がい者雇用は増加の一途をたどっているのです。
障がいの種類の内訳
では次に、障がいの種類についてみてみましょう。
- 身体障がい者:52万 6 ,000 人
- 知的障がい者:27 万 5,000人
- 精神障がい者:21 万 5,000 人
- 発達障がい者:9万 1 ,000 人
平均勤続年数は、すべての障がい種ごと前回調査より延びているという報告も出ています。
さらに細かく障がいの種類ごとに分類します。
身体障がい者
- 肢体不自由:35.4%
- 内部障がい:30.6%
- 聴覚言語障がい:12.2%
- 視覚障がい:7.5%
知的障がい者
- 重度:11.8%
- 重度以外:81.0%
精神障害がい者
- 精神障がい者保健福祉手帳保持者:92.7%
- 医師の診断等が出ている者:6.9%
精神障がい者保健福祉手帳の等級は、3級は43.0%、最も多い疾病としては「そううつ病(気分障害)」で17.0%となっています。
発達障害者
- 精神障がい者保健福祉手帳保持者:81.7%
- 精神科医の診断等が出ている者:1.0%
精神障がい者保健福祉手帳の等級は、3級は41.1%、最も多い疾病としては「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害」で69.1%となっています。

障がいの種類別で見る、最も多い職種
- 身体障がい者:事務職で26.3%
- 知的障害がい者:サービス業で23.2%
- 精神障害がい者:事務職で29.2%
- 発達障害がい者:サービス業で27.1%
産業別で見る、最も多い職種
- 製造業で:21.3%
- 卸売業・小売業:21.2%
- サービス業:14.9%
企業の規模別で見る、障がい者の雇用数
- 1,000 人以上規模:30.9%
- 100~499 人規模 :28.7%
- 30~99 人規模 :19.1%
- 5~29 人規模:11.2%
- 500~999 人規模:10.1%
障がい者の賃金平均
令和5年5月の平均賃金では以下のようになっています。
- 身体障害がい者:23万5千円
- 知的障害がい者:13万7千円
- 精神障がい者:14万9千円
- 発達障害がい者:13万円

障がい者雇用最新版まとめ
数字で見ると、障がいの種類によって事情はさまざまであることがわかります。
数字からは、身体障がい・精神障がいの方は事務職が、知的障がい・発達障がいの方はサービス業に適正傾向があることがみて取れます。
しかしながら、産業別で見ると、製造業での雇用が最も多いのが現状のようです。
製造業は、機械にはできない人の手作業を必要とする工程も多く、障がいの種類によって左右されず比較的取り組みやすい工程が多くあります。
きいちサービスでは、製造業を営む会社が母体にありますので、いつでも軽加工のお仕事をコンスタントにご用意しています。
個人の特性により、さまざまな職種の中から業務を考えていく必要がある障がい者雇用ですが、業務内容の準備ならいつでも整っております。
障がい者雇用は、国の障がい者雇用の推進や、企業の法定雇用率の引き上げなどによる施策の影響を大きく受けて、年々増加しています。
障がい者雇用のことでしたら、ぜひきいちサービスにご相談ください!